【ノーヘル大工は自己中大工】誰でも簡単に大工の良し悪しを見分ける方法
マイホームを建てる人みんなが思うこと。
でもみなさんが思う「良い大工さん」って、いったいどんな大工さんですか?
私が住宅屋として15年以上経験していく中でいろんな大工さんと一緒に仕事をして、たくさん「良い大工さん」と出会ってきました。
- 一生懸命つくってくれる大工さん
- 丁寧につくってくれる大工さん
- 手抜き工事をしない大工さん
- 腕の良い大工さん
こんな大工こそ、きっと皆さんが求める「良い大工さん」ですよね。
私たち現場監督は常に現場を複数棟掛け持っているので、1つの現場に張り付いて現場管理することはできません。なので現場監督にとっても、良い大工さんは「心強い存在」です。
ところが良い大工さんかどうかは、現場で一緒に仕事をして初めて分かることなので、そう簡単に「この人は良い大工さん、この人は良くない大工さん」と見極めることはできません。
なので避けるべきは、「良くない大工」に当たらないこと。あなたの家を「良くない大工」に施工されるのだけは絶対に避けたいものです。
現場監督として15年以上もこの業界にいると「良くない大工」の共通点が見えてくるものです。業界歴15年の私は「良くない大工」を一目で見分けることができます。
腕は良いけど大きなものが欠けているんです。それは安全意識の欠如です。
それを見分けるのはカンタンであなたもすぐ見分けることができます。
それは「ヘルメットを着用してない大工=良くない大工」
手相を見れば運命が分かるように、ヘルメット着用の有無で良くない大工を見分けることが出来ます。
詳しくお話ししますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
- 2006年から今日まで注文住宅の会社に勤務
- 16年の実績を持つ現役建築士
- 土地探し→設計→現場管理→引渡しまですべての業務担当
今日も家づくりのお手伝いをしています!詳しいプロフィールはこちらから
大工の良し悪しは「ヘルメット着用の有無」で分かる
![](https://ii-ie-tukuru.com/wp-content/uploads/2022/02/35−01carpenter-good-or-bad.jpg)
最初の3秒で第一印象が決まるように、大工さんの良し悪しを見分けるのに3秒もあれば十分です。
むしろ3秒もかかりません。ヘルメット着用の有無を見るだけです。
大工さんと言えば、タオルを頭に巻いて足場の上など高い所をひょいひょい駆け上がってるイメージがありますよね。
高いところはヘッチャラでぃ!ってタオル鉢巻きの大工さん。こんな大工こそ「良くない大工」です。
ノーヘル大工さんを見たら「良くない大工」と疑って見るようにして下さい。
仕事ができる大工が良い大工なんでぃ!
そう反論するのは分かっています。
- 自転車乗ってる人が赤信号で横断歩道を渡るかのように
- スマホ動画を見ながら運転しているドライバーのように
ヘルメット着用の有無を見るだけで大工の質が分かるんです。
ヘルメットの役割
ヘルメットの役割は着用者の頭部を守るためです。
- 物の落下から頭部を守る
- 墜落時に頭部を守る
- 転倒時に頭部を守る
3尺の脚立が命取り
現場でよく使用されている3尺(90cm)の脚立。もしかすると皆さんのご家庭にもあるかもしれませんね。ちょっと高いところの物を出す時に重宝しますからね。
一般家庭にもある脚立が、簡単に人の命を奪うことがあるんです。それが脚立からの転落事故。毎年、死亡事故も起きています。
ほとんどがヘルメットの未着用(ノーヘル)です。脚立から転倒したときに頭の打ちどころが悪くて死亡事故へ。
こんなところで怪我するわけが無いと思っても、それが重大事故につながるものです。建設現場というのは危険がいっぱいなのです。
ヘルメット未着用|それ法律違反です
![](https://ii-ie-tukuru.com/wp-content/uploads/2022/02/35−03carpenter-good-or-bad.jpg)
ヘルメットなんて不要でぃ!
ヘルメットを着用していれば防げた死亡事故はたくさんあります。
それでも「俺様が事故を起こすハズが無い」と自惚れ大工がたくさんいます。
- ヘルメットが邪魔くさい
- ヘルメットは初心者が被るもの
- ヘルメットを脱いだ後に髪の毛がペッタンコになる
ヘルメットの着用は労働安全衛生法という法律で義務付けられています。着用が義務付けられているのは以下の状況です。
- 頭上からものが落下してくる可能性がある場所
- 高所作業時(万が一墜落したときに頭部を保護する目的)
つまり、これらの状況でヘルメットを被っていなければ法律違反を犯していることになります。違反が発覚すれば罰則があります。
ヘルメットを着用しない大工は、シートベルトを装着しないドライバーと同じです。
- シートベルト装着(ヘルメット着用)しない俺カッコイイ
- 事故るハズがないと運転(仕事)を過信
正直、ヘルメット未着用のせいで死ぬのは大工の自業自得だし、法律がどうだってのは建て主には関係ありません。
実はこの考え方こそが「良くない大工」と言わざるを得ません。
ヘルメット着用の有無で分かる大工の心根
![](https://ii-ie-tukuru.com/wp-content/uploads/2022/02/35−04carpenter-good-or-bad.jpg)
安全に工事をしていても予期せぬ事故というは発生してしまうものです。事故を起こしてしまうと当事者やビルダーだけではなく、建主さんにも迷惑がかかります。
心象的にも良くないですよね。
私たち住宅会社は事故を起こさないように毎日神経を尖らせています。
万が一、死亡事故なんて起こしてしまったら・・・。自動車のシートベルト同様にヘルメットを着用するだけで死亡率は大幅にダウンします。
自動車を運転しているときに、どんなに自分が気を付けていても相手の車が突っ込んでくることがあるように、事故は自分だけが気を付けていれば完全に防ぎ切れるわけではありません。
転倒して材料に頭をぶつけることもあれば、脚立から転落することもあるかもしれません。
ヘルメットを被っていたおかげで大きな事故にならない場面は多いものです。
ヘルメットを着用するのは「自分の身を守るため」だけではなく、建主が「気持ち良く新居に住むため」でもあります。
- 事故なんて起こすハズがないと慢心する大工
- 事故を起こしたときの建主の心情を考えない大工
自分のことしか考えていないからヘルメットを着用しないのです。
自分のせいで建主さんにどれだけ迷惑を掛けるか考えないから、ヘルメットを着用しないのです。
面倒くさいとか邪魔くさいという「自己都合」でヘルメット着用しない大工が、住む人のことを考えて家を造ってると思いますか?
笑顔で「申し訳ございませんでした」と謝罪されても響かないのと同じで、ヘルメットを着用せずに「建て主様の為に良い家を造ります」なんて言われても信じられません。
ノーヘルで屋根の上で作業してる人なんて言語道断です。
住む人のことを考えながら家を作り上げる職人こそが、良い大工さんだと私は思っています。
だから私はヘルメットを着用している大工さんこそが真の「良い大工さん」だと思っています。
ヘルメットを着用しないで屋外作業をしている大工はたくさんいます。屋根の上から転落しては命の危険もあります。
ヘルメットを被らない大工・それを見過ごすビルダー
建主ファーストのビルダー・職人なら、きっとそんなことはしないでしょう。
誰でも簡単に大工の良し悪しを見分けるポイント|まとめ
大工さんの良し悪しを見分けるには、ヘルメットの着用で分かります。
マイホームの工事中に大工が事故って死んじゃった、なんて聞いたらそんな家には住みたくないですよね。
シートベルトの着用で自動車事故の死亡率が下がるように、ヘルメットを着用していれば現場での事故死は少なくなるのです。
ヘルメットを被らない大工=自己中大工
良い大工さんは住む人のことを考えて家づくりをしてくれます。ヘルメットを着用するだけで伝わるメッセージがあるのです。
現場の前を通り過ぎるだけで見ることができますので、ヘルメットを着用しているかどうかでビルダーの質・職人の質が判断できます。
これから住宅会社を選ぶ人は、そういった目で現場を見てみて下さい。
参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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