【家づくり初心者のNG行動】住宅展示場へ行ってはいけない理由
そろそろマイホームを建てようか。
のタイミングで、おそらく10人中9人が思い浮かべるであろう住宅展示場。
家づくりを始める多くが、まずは「住宅展示場」に行こうとします。
週末や大型連休時の住宅展示場の賑わいっぷりはスゴイものですよね。なにかお祭りでもやってるんですか、くらいの賑わいようです。
よし、我が家も住宅展示場に行ってみよう!
っとなりがちですが、家づくり初心者さんが住宅展示場に近寄ってはいけません。
住宅展示場に行くのは家づくり中級者さんくらいから。具体的には住宅展示場に行く目的がある人です。
今回は「まずは住宅展示場がNGな理由」と「住宅展示場の上手な使い方」を解説します。
家づくりを後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
「まずは住宅展示場」がNGな理由
いろんな住宅屋さんをまとめて見ることができるんだから、
住宅展示場を利用しない手はないよね!
と思いがちですが、それでもNGです。
大事なことなのでもう一度言います、家づくり初心者さんが住宅展示場に行くのはNGです。
ズバリ理由はコレ▼
- モデルハウスは参考にならない
- 営業マンから逃れられない
- お得感に騙される
- 営業マンから電話が来まくる
現場経験16年の僕の主観がバチバチに入ってますが、ぜひ最後までお付き合いください。
モデルハウスは参考にならない
住宅展示場には立派なモデルハウスが建っています。
大手ハウスメーカー(HM)がこぞって出典している住宅展示場。さすが大手と言わんばかりにお金を掛けたモデルハウスが建ち並んでいます。
僕が実際に何度か住宅展示場に足を運んで、大手HMさんのモデルハウスを拝見して感じたこと。
それは、
家づくり初心者さんには参考にならない。
具体的に次の3つの理由です。
- 家がでかすぎ、部屋が広すぎ
- 水廻りのグレードが高すぎ
- 商談ルームのせいでイメージしきれない
お金をかけ過ぎていてイメージが沸かない。これが大きな理由です。
たとえるなら
ピアニカを買いに行ったらグランドピアノを勧められた感じ。もしくは、自家用車を買いに行ったらマイクロバスを勧められた感じ。
要するに広すぎたり豪華すぎたりでオーバースペックなんです。
実際に自分たちが住む家とはかけ離れすぎていて全然イメージできません。
そして商談ルームが1階にも2階にも。洋室として見ることもできるといえばできるんですが、それにしては部屋が広すぎてやっぱりイメージできません。
何を言っても逃れられない
住宅展示場の営業マンは物を売るプロです。
話を聞いていたら3万円の坪を買ってしまいそうなくらい話術に長けていて、何を言っても逃れられません。
土地探し中なので、まだ具体的には考えてません。
ご安心ください、ウチは土地を所有してますのでたくさんご紹介できますよ!
どこのビルダーで建てるか検討段階で~
まずはいろんな建物をご覧になった方がイイですよ。じつはここの近くにもう一棟モデルハウスがあって・・・。
あまり予算が無いのでスミマセン。
大丈夫です。奥様と連名で借りたり、減額の方法はいろいろありますから。まずは私の方で銀行の事前審査に…。
こう言ってきたらこう言い返す、まるでマニュアルでもあるかのように、とにかく逃げようがありません。
住宅展示場は物を売るプロからは何を言っても逃れられません。家づくり初心者さんがプロの営業マンから逃れるのは至難の業です。
お得感に騙される
年末年始・GW・お盆・シルバーウィーク・・・
祝日全部何かしらのイベントを開催してるんじゃないかと思うくらいの頻度です。
今建てたらお得なのね!
と思うようなイベントが頻繁に行われています。
- 頭金無しで家って建てられます!
- 今なら特別バーゲンセール!
- 抽選で30万円分の家具をプレゼント!
ホントにお得なのか家づくり初心者さんは判断できずに釣られてしまう家づくり初心者もたくさんいます。
住宅ローンの事前審査を代わりにしてあげますよ。
ご安心ください、いくら借りられるかの審査だけなので!
住宅ローンのことは分からないから助かる〜!
なんて思ったら大間違い!
営業マンの目的は家づくり予算の上限を知ることです。住宅ローンの事前審査には年収を記載しなければいけません。
年収を知ればある程度住宅ローンの借入限度額を知ることができますから。
年収500万円なら4000万円までは借入できそうだ、と思われたら足元を見られて4000万円になる仕様を勧められます。
営業マンから電話が来まくる
住宅展示場から逃れられたとしても、後日営業電話がバンバンきます。
仕事中でも休日でも関係なしにバンバン電話がかかってきます。
さすがに何回も無視してるとかかってこなくなりますが、鳴り続ける着信はちょっと怖いですよね。
住宅展示場に行く前に自宅で情報収集
住宅展示場は参考になる部分が多いです。
シンプルにいろんな建物を見ることができるし、何よりプロの営業マンと話をするだけでも参考になる話が聞けると思います。
NGなのは家づくり初心者さんがいきなり住宅展示場に行くことです。
先ほどご紹介したように、
初心者さんが何も分からない状態で住宅展示場に行っても、
- 規模が違いすぎて参考にならなかったり
- 逃れようにも逃れられない話術にハマったり
- お得感に騙されて契約してしまったり
- 営業電話に悩まされたり
あれよあれよと話が進んで断りきれずに契約しちゃうパターンも。
契約したら最後、あとあと他のビルダーさんの方が良かったと思ったところで契約破棄の違約金のせいで逃れられなくなります。
営業のプロの話を聞いてたらこの会社なら・この人なら大丈夫だろうと思って、そのまま契約パターンはあるあるです。
まずは住宅展示場よりも、まずは家で家づくりの情報収集を行うことをオススメします。
そうすれば間違って契約したり、営業マンの口車に乗せられることもありませんからね。
見に行くだけ→断る勇気があればいきなり展示場はOK
家づくり初心者さんでもいきなり住宅展示場に行ってOKなのは、営業マンに対してNOを言える人です。
営業マンはハッキリNOを示す人にはしつこく営業しませんからね。
もし本当にこの会社・この営業マンは信用できる人だから、ここに決めた!と思っても、まずはその場で返事をせずに一度持ち帰ってじっくり検討してから答えることをオススメします。
どこまで行っても、家づくりはビルダーと建主さんとの信頼関係が大事ですから、いろんなビルダーと話をして、本当に信用できそうなビルダーに依頼したいものですね。
まとめ|住宅展示場へ行ってはいけない理由
家づくりを始めた人の多くは「まずは住宅展示場へ」と思いがちです。
僕も実際に住宅展示場へ見学に行ったことがありますが、家づくり初心者さんは住宅展示場に行くべきではないと思います。
- モデルハウスは参考にならない
- 営業マンから逃れられない
- お得感に騙される
- 営業マンから電話が来まくる
住宅展示場にいる営業マンからしたら、家づくり初心者さんは格好の獲物です。
言い方は悪いですが、鴨がネギを背負ってくるようなイメージです。
ちょっとお得な情報を提示したり、大手だったりの安心感で心がグッと掴まれてしまう可能性があります。
家づくりの始め方を失敗しないためにもまずは住宅展示場よりも、まずは自宅でできる情報収集から始めることをオススメします。
もしあなたがしっかりとNOを示すことができる人なら、住宅展示場で実際に家を見たり営業マンから話を聞いても良いかも知れませんね。
家づくりの始め方を体系的に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
以上参考になれば幸いです。