【耐用年数10年】タンクレストイレの後悔|採用するなら寿命を意識すべき!
やっぱり便器はタンクレストイレが良いよね!
そう思っている人はたくさんいると思います。
誰かに自慢したくなるくらいタンクレストイレってカッコいい物ですからね。
タンクレストイレにはいろいろメリットがあります。
トイレが広く見える
トイレ掃除が楽になる
使用水量が少なく節水効果が高い
とはいえ、メリットだけを見て採用した人たちが後悔するところを僕は何度も見ています。
タンクレストイレを採用したばかりのときはみなさん喜んでいます。後悔しているのは10年くらい経った人たちです。
そのタイミングはちょうど、便器が故障し始めるくらいのタイミング。
そう、実はタンクレストイレの耐用年数(寿命)は10年というのが後悔する大きな理由です。
みなさんこれを聞いてこう思ったはずです。
タンクレストイレって寿命があるんだ。。。
ということで、本記事ではタンクレストイレのデメリットについてお話しします。タンクレストイレを採用したいと思っている人はぜひ最後までご覧ください。
この記事はこんな僕が解説しています▼
- 2006年から注文住宅の会社に勤務
- 土地探しから間取提案、引渡しまで一貫した実務経験
- 営業、設計、現場監督をしている現役建築士
詳しいプロフィールはこちらからご覧ください!
タンクレストイレのメリット・デメリット
タンクが無い(レス)からタンクレス。
そのタンクレストイレのメリット・デメリットはざっくりこんな感じ▼
メリットがたくさんありますが、タンクレストイレはとにかく高い!
ロータンク有りの便器と比べて2倍以上高いですがタンクレストイレを採用する人の割合は結構多い印象です。
それなのに耐用年数が10年しかないのは大きなデメリットです。
タンクレストイレの故障|原因はモーター
タンクレストイレを付けたかったの〜!
こうして新築当時にタンクレストイレを採用し、築9年ほど経過した建主さんからのお困りの電話。
メーカーのメンテナンス担当に同行してもらって訪問すると、どうやら原因はモーターが故障しているとのこと。
タンクレストイレは構造的に、排水するときにモーターの力を借りて汚物と一緒に排水する仕組みになっています。
つまりモーターが故障したことで、流す力が排水ができなくなったということです。電源の入ってないドライヤーみたいなイメージです。
耐用年数10年→タンクレストイレは電化製品
もうすぐ10年経過するなら、そろそろ交換時期ですよ。
「え?そうなの?」便器が電化製品と言われてもピンとこないですよね。
案の定、建主さんも同じことを思っていて、
やや怒り気味。
でもそういうものなんです〜
そりゃ怒りますわ。僕もそれを聞いたときは「ショールームで言えよな」って思いましたもん。
定期的に交換してほしいのがメーカー側
商売ですからね。
ユーザーとしては一生使い続けられると嬉しいものですが、メーカーとしてはずっと使われると商売あがったりですもんね。
定期的に新しいのに交換してもらった方がメーカーとしては嬉しいものですよね。やっぱり商売ですから。
メーカーがタンクレストイレを勧める理由ってそういうことなんでしょうね。
それだとしてもタンクレストイレって高すぎますよね。
機種によりますが少なくとも10万円以上はかかりますからね。
かっこいい・オシャレ・友達に自慢できる、なんて言っても、10年ごとに便器の交換費用がかかるなら、別にタンクが有っても良いかなって思う人はいるんじゃないでしょうかね。
まとめ|採用するなら寿命を意識すべき
これを機に僕もタンクレストイレを採用したいお客さんがいたら、
寿命10年ってメーカーのメンテナンスの人が言ってましたよ。
ってアドバイスするようにしています。
10年後に何十万円もかかるって聞いたら僕だったら最初に教えてくれよって思いますもん。
みなさんもタンクレストイレを採用するときは、便器の寿命と交換するときの費用も意識してみてください。
/今のタカラは結構オシャレ!\